【開催報告】社会福祉法人向け生成AI導入セミナー|Google Workspace・Geminiの活用と安全な組織導入
2026年10月12日(月・祝)、ハナサクAIでは、月1オープン会の秋のスペシャル企画として、「個人でAIを使う」から「職場で安心してAIを使う」へをテーマに、オンラインイベントを開催しました。
今回は、社会福祉法人などで生成AIの組織導入を検討されている方に向けて、Google Workspace for NonprofitsやGemini、NotebookLMを活用した業務改善と、法人として安全にAIを利用するための管理体制についてご紹介しました。
当日は、滋賀県内外の社会福祉法人・社会福祉協議会の関係者をはじめ、ハナサクAIの講座受講者や伴走支援をご利用いただいている方、企業経営者など、29名の皆さまにご参加いただきました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
開催概要
- 開催日: 2026年10月12日(月・祝)
- 開催形式: オンライン(Zoom)
- 主催: ハナサクAI
- 参加者: 29名
- テーマ: 個人でAIを使うことから、法人として安心してAIを活用することへ
今回のテーマは「法人として生成AIを活用するための仕組みづくり」
ChatGPTやGeminiなどの生成AIは、文書作成や情報整理、資料作成など、さまざまな業務に活用できるようになっています。
一方で、社会福祉法人が組織として導入する場合には、便利な使い方を知るだけでは十分ではありません。
職員がどのような情報をAIに入力してよいのか、誰が利用するAIサービスを決めるのか、個人情報や法人内部の情報をどのように管理するのかといった、組織として検討すべき事項があります。
今回のオープン会では、こうした課題を踏まえ、次の内容を実際の画面やデモを交えてご紹介しました。
Google Workspaceによる組織の情報管理
非営利団体向けのGoogle Workspace for Nonprofitsを取り上げ、管理コンソールによるユーザー管理や組織部門、アクセス権限の考え方をご説明しました。
個人でクラウドサービスを利用する場合と、法人がアカウントや共有情報を管理する場合では、必要となる仕組みが異なります。
Google Workspaceを例に、法人として情報共有やアクセス管理を考えるための基本的な視点をご紹介しました。
Gemini・NotebookLMを活用した業務改善
Google Workspaceと組み合わせたGeminiの活用や、NotebookLMを使った資料の整理・理解支援など、日常業務での生成AI活用についてご紹介しました。
福祉現場では、会議資料の準備、規程やマニュアルの確認、情報共有など、多くの間接業務が発生します。
こうした業務のどこに生成AIを活用できるのか、実際の利用場面をイメージしていただく機会としました。
Google Apps Scriptによる勤務表作成支援の試作
今回は、GoogleスプレッドシートとGoogle Apps Scriptを活用した勤務表作成支援の試作についてもご紹介しました。
勤務表の作成は、職員配置や勤務条件など、さまざまな制約を考慮する必要がある業務です。
実際に導入するには施設ごとの条件整理や検証が欠かせませんが、既存業務の進め方を見直し、デジタルツールで負担を軽減する可能性について考えていただきました。
参加者の声から見えてきた、福祉現場のAI導入課題
今回の交流で特に印象に残ったのは、参加者から聞かれた「自分たちの本来の仕事を取り戻したい」という言葉でした。
福祉現場では、利用者への直接支援に加えて、記録、会議、勤務表作成、マニュアル整備など、多くの業務を担っています。
生成AIによる業務効率化は、単に作業時間を短縮することが目的ではありません。
業務改善によって生まれた時間を、利用者への支援や職員同士の対話など、本来大切にしたい仕事へ還元すること。
そのような目的を持ってAI導入を検討されている方々がいることを、改めて実感しました。
また、法人として生成AIを導入したいという思いがあっても、次のような課題があることも分かりました。
- 生成AIの種類が多く、何を選べばよいか分からない
- 現場職員には導入意欲があるものの、組織としての合意形成が難しい
- 個人情報や機密情報の扱いに不安がある
- 情報管理やアカウント管理の仕組みが難しく感じられる
- 何から着手すればよいのか判断できない
法人としてのAI導入には、現場の業務課題だけでなく、経営層や管理職が考える費用・リスク・管理体制なども関係します。
そのため、現場職員と経営層の双方が目的を共有し、無理のない方法で導入を検討することが重要だと考えています。
ハナサクAIが大切にしている生成AI導入支援
ハナサクAIでは、生成AIの操作方法を学ぶ研修に加えて、社会福祉法人や福祉事業所が、組織として安全にAIを活用するための導入支援に取り組んでいます。
大切にしているのは、最初から特定のAIツールの導入を前提にしないことです。
まず、法人が抱えている課題や実現したいことを整理します。
そのうえで、現在の業務手順や情報管理の状況を確認し、生成AIや既存のデジタルツールをどのように活用できるかを検討します。
また、福祉現場では利用者の個人情報や権利、安全への配慮が欠かせません。
利用目的、扱う情報、人による確認、利用者への影響などを考慮し、小さな試行と評価を重ねながら、法人が適切に判断できるよう支援することを大切にしています。
今回のオープン会も、生成AIの機能紹介にとどまらず、参加者の皆さまが「自分たちの法人では、何から始めればよいだろうか」と考えるきっかけになればという思いで開催しました。
社会福祉法人・福祉事業所の生成AI導入、職員研修のご相談を承っています
ハナサクAIでは、社会福祉法人、社会福祉協議会、介護・福祉事業所などを対象に、生成AIの研修や組織への導入支援を行っています。
例えば、次のようなご相談に対応しています。
- 法人として生成AIの導入を検討したいが、何から始めればよいか分からない
- ChatGPTやGeminiなど、どのAIサービスが自法人に合っているか整理したい
- 職員向けの生成AI研修を実施したい
- AIの利用ルールや情報管理の考え方を整理したい
- Google Workspaceを活用した情報共有や業務改善を検討したい
- 2027年度の事業計画や予算に向けて、AI導入支援について相談したい
法人としての生成AI導入を検討されている方には、無料相談も実施しています。
具体的な導入ツールや計画が決まっていない段階でも構いません。
法人の状況や課題をお伺いしながら、何から検討を始めるのがよいか、一緒に整理していきます。
生成AIの導入を、単なる業務効率化で終わらせず、職員が安心して働き、利用者への支援をより大切にできる職場づくりにつなげていきたいと考えています。
お気軽にホームページのお問い合わせフォームからご相談ください。


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