こんにちは!前回の記事では、介護保険の申請からケアプラン作成までの流れをご紹介しました。
介護保険利用の流れ~ケアプラン決定後~介護サービスを利用する
いよいよ、ケアプランに基づいて、実際に介護サービスを利用する段階に入ります。
介護サービスの利用開始!
ケアプランが完成したら、いよいよ介護サービスの利用開始です。
ケアマネジャーが選んだ事業者から、あなたが選んだサービスが提供されます。
例えば、訪問介護であればヘルパーさんが自宅に来てくれたり、デイサービスであれば施設に通ったり、といった形です。
Q. 事業所との手続きや準備物、本人の環境の変化による体調の整え方など、分からないことが山ほどあります・・・
A.サービス利用を開始した当初は、いろいろな不安や疑問があると思います。
そんなときは、ケアマネジャーやデイサービスの職員さん、訪問してくれるヘルパーさん、リハビリの先生など、ご本人を支えてくれる人のうちあなたが相談しやすい人に遠慮なく相談しましょう。ケアは、人と人の相性も影響してきます。そういったことも介護のプロの方はみな心得ていますので、「この人に相談したら迷惑かしら」などの心配は不要です。
定期的な見直しも忘れずに
介護が必要な人の状態やこれからの生活の希望は、時間の経過とともに変化するかもしれません。そのため、ケアプランは定期的に見直すことが大切です。ケアマネジャーがモニタリング訪問で定期的に面談し、サービス内容が合っているか、変更が必要かなどを確認してくれます。
ケアプランに記載のないサービスは利用できません。もし利用したいサービスが生じたときは、まずは担当のケアマネジャーに相談しましょう。
要介護認定には有効期限があるのでご注意を!
要介護認定は自動更新されません。有効期限が過ぎると効力が失われ、介護サービスを受けられなくなるので注意しましょう。
多くの場合、有効期限が切れる約2か月前になると、市町村から更新のお知らせが届きます。
更新手続きは市区町村の担当窓口(介護保険課等)で行います。
Q. 要介護認定の更新を忘れたまま介護サービスを利用した場合はどうなるの?
A. 万が一、更新を忘れたまま介護サービスを利用した場合は介護保険の給付を受けられないため、利用料は全額自己負担(10割負担)となってしまいます。
ケアマネジャーが給付管理をしていますので、そのような状況にならないように管理はしてくれますが、被保険者としても有効期限は介護保険賞に記載がありますので、確認しておきましょう。
要介護度の変更申請ができる
もしも、認定を受けた後に体調が大きく変わったり、必要な介護料が増えた場合は、いつでも「区分変更申請」ができます。
その際にはもう一度認定調査を受けなおし、かかりつけ医の意見書を提出して、介護の度合いを見直してもらう必要があるため「面倒そう・・・」と感じる方もいるかもしれませんね。
しかし、手続きが遅れてしまうと、必要なサービスを受けられるまでに時間がかかってしまうことも。
もし、少しでも「日常生活が大変だな」と感じたら、早めにご本人やご家族と相談して、変更申請を検討してみてくださいね。
まとめ
介護サービスの利用開始から、その後の更新手続きまで流れがわかると安心ですね!
介護は状況に応じて変化していきます。困ったことや不安なことがあれば、いつでもご本人の介護チームに相談してくださいね。
介護保険を上手に利用して、少しでも安心な暮らしを送りましょう。
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