介護保険はどうやったら利用できるの?【認定結果からサービス開始まで】」

こんにちは!
前回の記事『介護保険はどうやったら利用できるの?認定調査時の心得も知っておこう!』では、介護保険を利用するための申請方法や訪問調査についてお伝えしましたが、いかがでしたか?
「申請してみよう!」と思っても、その後の流れがわからなくて不安…という声をよく耳にします。

そこで今回は、要介護認定の結果が届いてから、実際に介護サービスが始まるまでのステップを、わかりやすくご紹介します!
ケアマネジャーとのやり取りやサービス内容の決め方など、初めてだと戸惑うこともありますが、心配いりません。
一歩ずつ進んでいけば、あなたやご家族にぴったりの介護サービスにたどり着けますよ。

まかせてモップくん
さあ、いっしょに次のステップに進んでいきましょう!

目次

1.利用の流れその2~要介護認定の結果を受けて、ケアプランの作成を依頼する

申請から1か月ほどで、要介護認定の結果が郵送で届きます。結果は「非該当」「要支援1・2」「要介護1~5」のいずれかです。
この認定が出たら、次にケアマネジャーにケアプランの作成を依頼しましょう。

ケアプランとは

ケアプランとは、介護サービスをどのように利用するのかを決めた介護サービス計画書です。介護認定が下りると、自宅でも施設でも介護保険サービスを使えるようになりますが、介護サービスを使うには、このケアプランが必須です。ケアマネジャーが要介護度に応じた保険給付限度額に沿って、介護が必要な人のケアプランを作成してくれます。

ケアプランには主に3種類あります
・居宅サービス計画書:自宅で介護サービスを受けたい人が対象です。
・施設サービス計画書:施設に入所して介護サービスを受けたい人が対象です。
・介護予防サービス・支援計画書:介護予防サービスを受けたい人が対象です。

モップくん
ケアマネジャーが介護サービスを利用したい人の状況に応じてケアプランを立てて、給付限度額の算定まで担ってくれますよ

要支援と要介護ではケアプランの依頼先が違うので注意!

・要支援1,2の場合
もよりの地域包括支援センターに連絡し、「介護予防サービス」のケアプラン作成を依頼しましょう

・「要介護1~5」の認定の場合
ケアプランの作成をしてくれるケアマネジャーを選びましょう。市区町村の窓口で居宅介護支援事業所(ケアマネジャーが所属する事業所)の一覧表を配布していますので、参考にしましょう。

ケアマネジャーとは

ケアマネジャーは、介護が必要な人やその家族をサポートするナビゲーターのような役割です。介護が必要な方に最適な介護サービスを計画し、サービスを利用できるよう介護事業者と調整を行います。また、介護に関する相談に応じ、私たちが抱える介護の不安を解消してくれる頼れる相談窓口でもあります。
ケアマネジャーは、各地域にある介護事業所や地域包括支援センターなどに所属しています。

Q. 要介護認定の結果に疑問があるときはどうしたらいいの?

A.介護認定の結果、「自立」と判定されてサービスが受けられない、または思っていたよりも介護度が低かった…そんなこともあるかもしれませんね。
もし認定結果に納得がいかない場合は、まずは気軽に市区町村の担当窓口に相談してみましょう。
それでも納得できない場合は、「不服申し立て」という手続きができますので、お近くの市区町村窓口で詳しく聞いてみてくださいね。

2.利用の流れその3~ケアマネジャーと介護サービス内容や利用時間などを相談する

ケアマネジャーがご本人や家族の状況に合わせてケアプランを作成

ケアマネジャーは、自宅訪問等を行い、介護が必要な方とそのご家族の状況をよく見て、どんな介護サービスが必要かどの事業所を利用するのがふさわしいのか専門的な知識を活かして検討します。
それぞれのサービスの内容や費用などを細かく調べて、ケアプランの「原案」を作ってくれます。
ケアプランの原案ができたら、ケアマネジャーがあなたやご家族にわかりやすく説明してくれます。

ひらめいたモップくん
もし「ここをもう少しこうしてほしいな」という希望があれば、遠慮なく伝えよう!たとえば「夜中に妄想めいたことを叫んで近所に迷惑をかけている」など、たとえ人に言うのをためらう内容でも漏れのないように伝えること、これ大事!

介護が必要な度合いが高くなるほど、介護にかかる手間が増えるため、介護保険で利用できる介護サービスの上限金額(給付限度額)も高くなります。

Q. 希望する介護サービスの量が、給付限度額を超えた場合はどうなるの?

A.希望する介護サービスの利用料が給付限度額を超えた場合、超過分は全額自己負担(10割負担)となります。ただし、月ごとの自己負担額が所得に応じた上限(例:一般世帯44,400円)を超える場合は、高額介護サービス費制度により超えた分が後から返還されます。

3.まとめ

介護保険の申請からケアプランの作成まで、内容が盛りだくさんでしたね!
ここまでお読みいただくと、申請して介護サービスが使えるようになるまでが「ややこしい~!」と感じられるかもしれませんね。
でも、申請してから出会う市役所の窓口の方や地域包括支援センター、ケアマネジャーなどが、わかりやすく説明してくれるので大丈夫ですので、安心してくださいね。
みなさまの介護サービスの利用がスムーズに進むことを願っています。



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