◆ はじめに

ChatGPTやメモアプリをコピペすると、見慣れない記号が勝手についてくることがありますよね。
実はそれ、“マークダウン”っていう便利な書き方ルールにそって自動で出てきているものなんです。
今回はそんなマークダウンについて、
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マークダウンの正体と代表的な記号
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コピー&ペーストで記号が残らないコツ
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ChatGPTにしっかり伝わる!区切りテクニック&会話派向け整理術
の3つに分けて、**「よく分かんないけど気になってた」**をスッキリ解決します。
◆ マークダウンってなに?
ざっくり言うと、「文章を整理して見やすくするためのちょい足し記号」です。
たとえば Word で「見出し」や「箇条書き」にしたいときって、ボタンを押しますよね。
でもマークダウンでは、記号を入れるだけでそれができます。
「#」で見出し、「-」で箇条書き、「**」で太字。
書いた文章をそのまま整理できちゃう、そんな感覚です。
◆ よく使うマークダウン記号まとめ
・見出し(大) → # 見出しタイトル
・見出し(中) → ## サブタイトル
・太字 → **ここを強調**
・箇条書き → - 項目名
・番号リスト → 1. 項目名
・引用 → > 引用文
・コード枠 → <文章やコードを“`で囲む>
💡ただし、LINEやメール、Wordにそのまま貼ると「なんか変な記号ついてる…」と思われることもあるので注意!
◆ ChatGPTとの相性が良くなる「区切りテクニック」
ChatGPTって賢いけど、どこからが説明で、どこからがお願いかをちゃんと伝えないと、
「あれ?ちょっとズレてる?」という回答が返ってくることがあります。
そんなときに使えるのが、“区切りの工夫”。



① 見出しで分ける(Markdown)
たとえば:
# プレゼン資料の依頼
## 想定シーン
– 商工会議所でのAI講座(初級)
## 対象者
– 40〜50代の女性職員
## 内容の要点
– ChatGPTの基本説明
– 活用事例
– 注意点(セキュリティ、誤情報)
## 指示
この内容で、PowerPointの構成案を考えてください。
② 「—」や「===」で区切る
たとえば:
以下が、今抱えている業務の課題です。
—
1. 職員の業務負担の偏り
2. 会議が多くて実働時間が少ない
3. 現場支援と企画業務のバランスがとりにくい
—
この内容をもとに、業務改善のアイデアを3つ提案してください。
③ 【お願い】や【条件】でラベルをつける
たとえば:
【お願い】
以下の文章を社外向けメールに言い換えてください。
【原文】
今度のイベントに参加してもらえませんか? かなり役立つ内容になってます!
【条件】
– 相手は50代の福祉施設の方
– 丁寧な表現で
– 100文字以内で
◆ 会話スタイル派におすすめ!プロンプト整理の5つのコツ
ChatGPTに「完璧な命令文」を書く必要はありません。
むしろ会話っぽく話しかけるタイプの人は、ちょっとした工夫でAIとの相性がグッと良くなります。
① 雑談のあとに「→ 要点はこちら」でまとめる
たとえば:
最近、講座タイトルで悩んでるんですよね。
“学び”っぽくするか、“効率化”って打ち出すか…。
→ 要点はこちら:
・対象:係長〜課長クラス
・テーマ:業務効率化
・雰囲気:親しみやすさ+信頼感
② 「質問」「お願い」「条件」をセットで出す
たとえば:
このプロフィール文、ちゃんと伝わってると思いますか?
【お願い】自然な文章に直してもらえますか?
【条件】
– noteに掲載予定
– 読者は働く女性
– 文章はやさしくて誠実なトーンで
③ 絵文字や記号で「ここからお願い」を見せる
たとえば:
🌟 対象
・商業高校生(パソコン慣れしてない層)
📚 授業のゴール
・AIに苦手意識を持たせない
・API連携を体験で覚える
🛠️ お願い
→ この内容で90分授業の構成案を作ってください!
④ 「とりあえずこの方向で」と方向性を示す
たとえば:
まだアイデア固まってないんですが、とりあえずこの方向性で試してもらえますか?
→ タイトル:「人にやさしいAI入門」
→ 想定参加者:公民館で初めてAIを触る人
→ 雰囲気:講座っぽくしすぎず、ワクワク感を大切に
⑤ 最後に「伝わったかな?」って聞いてみる
たとえば:
今みたいな説明で通じてますか?
もしズレてたら、もう一度まとめなおしますので教えてください。
◆ おわりに
AIとのやりとりって、ちょっとした“伝え方の工夫”で、結果がまるで変わるんですよね。
私は「話しかけて→ちょっと整理して→丁寧に整形して出す」っていうサイクルを意識してます。
ChatGPTとの対話は、文章の精度を高めるだけじゃなくて、自分の思考を整理する練習にもなっています。
この「ちょい足し記号術」、気軽に試してみてくださいね。
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