「せっかく自分専用のGPTs(Gem)を作ったのに、なんだかAIっぽい文章しか出てこない…」
「もっと自分の『らしさ』を反映させたいけど、どう指示すればいいか分からない…」
そんな悩みを抱えていませんか?
実は、高性能なGPTsを作る秘訣は、AIに一方的に命令することではありません。AIを「優秀なインタビュアー」として活用し、対話しながら「前提条件(=AIへの指示書)」を一緒に作り上げていくことにあるのです。
今日は、私が、実際にクライアント様とのレッスンで行っている「AIとの対話で前提条件を作る3ステップ」を特別に公開しますね!
ステップ1:AIの「お手本」となる素材を準備する
まず、AIにあなた自身の「らしさ」を読み込ませましょう!以下のものをご用意ください。
お客様に送ったメールの文面
SNS投稿のテキスト
など、あなたの思考や文体がよく表れているものを選びましょう。これが、AIがあなたのスタイルを分析するための最も重要な「お手本」になります。
ポイントは、完成度の高いものを厳選することです。
ステップ2:AIと一緒に、素材の「らしさ」を分析・言語化する
次に、準備した「お手本」をChatGPTやGeminiなどに読み込ませ、その特徴をAIと一緒に分析します。ここでの目的は、自分では無意識にやっている文章のクセや特徴を、客観的な言葉で言語化することです。
読み込ませる方法はテキストでもいいですが、インスタなどの文章のスクリーンショットを読み込ませると、よりスピーディーです。
<プロンプト例>
AIは、あなた自身も気づいていなかったような「らしさ」の秘訣を、的確に言語化してくれるはずです。
- 「必ず冒頭に読者への共感の一文を入れていますね」
- 「専門用語を、身近な例え話に置き換える傾向があります」
- 「文末にポジティブな言葉と絵文字をセットで使うことが多いです」
このように出てきた分析結果が、次のステップで活きてきます。
ステップ3:AIを「インタビュアー」にして、前提条件を深掘りする
ここが最も重要なステップです。 分析した「らしさ」を元にGPTsの骨子(前提条件)を作っていきますが、ここでAIへの指示の出し方が運命を分けます。
これでは、AIが考えた「それっぽい」提案が出てくるだけで、あなたの思考は深まりません。
この魔法の一言を添えるだけで、AIは「優秀なコンサルタント」から**「あなたの思考を整理してくれる最高のインタビュアー」**に変身します。
<AIがしてくれる質問の例>
「投稿の『温かい雰囲気』を出すために、特に意識している言葉遣いや絵文字はありますか?」
「必ず含めたい要素(自己紹介、サービス案内など)はありますか?逆に、絶対に含めたくないNGな話題は何ですか?」
「読者に最終的にどんな気持ちになってほしいですか?(例:安心、やる気、感動)」
これらの質問に一つひとつ答えていくうちに、あなたの頭の中は整理され、それがそのままあなただけのGPTsの「魂」となる前提条件になるのです。
AIに質問され、それに答える。このプロセスこそが、AIを単なる「道具」から、あなたの思考を拡張してくれる「パートナー」へと変えるのです。
まとめ:最高のGPTsは「対話」から生まれる
自分だけの高性能なGPTsを作るのに、複雑なプログラミング知識は必要ありません。
- お手本を見せる
- 一緒に分析する
- AIに質問してもらう
この3ステップを踏むだけで、AIはあなたの最強の「分身」となり、仕事の質と効率を劇的に向上させてくれるはずです。
「AIにただ作ってもらっただけ」のGPTs作りはもう終わりに。
今日からは、AIとの「対話」を楽しんで、あなただけの最高のパートナーを育ててみませんか?
Google Gemの作り方についてはこちらの記事をご参考ください。
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