こんにちは!ご訪問いただきありがとうございます。
今回は、GoogleのAI「Gemini」、個人用と法人用でプランが違うのでどっちを選べばいいか分からない!そんな疑問にお答えします。
「法人で契約してくれたら助かるけど、職場ではまだAI活用の意識が低い…」
そんな悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
私自身も個人事業主なのですが、法人用のドメインがあれば、一人でも法人向けのプランに加入できると知って驚きました。
そこで今回は、個人向け「Google AI Pro」と法人向け「Google Workspace with Gemini」の違いを比較してみました。
結論:個人なら「Google AI Pro」(月約3,000円)、チームで利用したいなら「Google Workspace」(月約900円〜/人)がおすすめです。

🤖 そもそも「Gemini」って何?
引用:Google Workspace アップデートブログ
Geminiとは、Googleが開発した生成AIの総称です。ChatGPTのGoogle版と考えると分かりやすいでしょう。
このGeminiを使う方法が、個人向けと法人向けで分かれているのが今回のテーマです。
💰 料金比較:どっちがお得?
🟡 Google AI Pro(個人向け)
月額19.99ドル(約3,000円)
以前は「Gemini Advanced」と呼ばれていたサービスです。個人で自由にAIを使いたい方向けの月額制サブスクリプションです。
特典:
🎁 初月無料体験
🎓 学生は2026年春まで無料!
📁 Google One(*注)の2TB大容量ストレージ付き
*注:Google Oneとは、Googleの有料クラウドストレージサービスです。写真や動画、書類などを大量に保存できます。
🟢 Google Workspace(チーム向け)
引用:Google Workspace
企業やチーム向けに設計された統合型クラウドサービスです。2025年1月以降、全プランにGemini AI機能が標準搭載されました。
プラン | 料金/人/月 | 評価 | 特徴 |
---|---|---|---|
Business Starter | 🟢 約900円 | コスパ◎ | 小規模チーム向け |
Business Standard | 🟡 約1,800円 | 機能充実 | 会議AI要約付き |
Enterprise | 🔴 要相談 | 大企業向け | 高度セキュリティ |
重要:Workspaceは「1人から」でも契約可能です。個人事業主の方でも利用できます。
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🔍 機能比較:何ができるの?
💡 両方で使える共通のAI機能
Gmail:
・メールの下書きを自動作成
・長いメールの要約
・返信文の提案
Googleドキュメント:
・文章の構成案を提案
・長い文書の要約
・文体の調整
スプレッドシート:
・データの要点整理
・数式の提案
・グラフ作成の支援
その他:
・画像・動画の分析と生成
・YouTube動画の要約
・カレンダーとの連携
🆚 主な違い
AI Pro | Workspace | |
---|---|---|
利用対象 | 個人 | チーム・企業 |
ストレージ | 2TB(大容量) | プラン次第 |
共同編集 | ❌ 1人のみ | ✅ チーム全員 |
管理機能 | 個人設定のみ | 組織一元管理 |
セキュリティ | 個人レベル | 企業レベル |



🔒 重要:プライバシーの違い
ここが一番大事な違いです!
✅ Google Workspace(法人向け)
-
データは学習に使われない(契約で明確に保証)
-
企業の機密情報や顧客情報でも安心
-
組織の管理者が全体のセキュリティを一元管理
△ Google AI Pro(個人向け)
-
あなたの入力データがGoogleのAI学習に使われる可能性あり
-
ただし、設定で「アクティビティをOFF」にすれば回避可能
-
プライバシー設定は個人で管理
なぜこれが重要? 例えば、顧客情報や企業の内部資料をAIに読み込ませた場合、それが他のユーザーの回答に反映される可能性があります。Workspaceなら契約でこれが禁止されているので安心です。
個人の日記レベルなら問題ありませんが、企業の機密情報を扱うなら絶対Workspace!



🎯 どっちを選ぶ?3秒診断
✅ 個人でAIを自由に使いたい → AI Pro
✅ チームで安全に活用したい → Workspace
✅ 機密情報を扱う → Workspace
✅ 大容量ストレージが欲しい → AI Pro
✅ 学生 → AI Pro(2026年春まで無料!)
解説:迷ったら「1人で使う?みんなで使う?」を考えてみてください。1人ならAI Pro、複数人ならWorkspaceが基本の選び方です。
📝 実際の活用例
🎬 フリーランス動画編集者(AI Pro使用)
課題:YouTube動画の要約作業に時間がかかる
解決:30分動画をGeminiにアップ → 90秒の要点書き起こし
結果:制作時間を半分に短縮、より多くの案件を受注可能に
👩🏫 小学校教員(Workspace使用)
課題:児童の発表記録をまとめるのが大変
解決:Chromebook上で発表メモをAIが自動要約
結果:授業準備時間を1時間短縮、児童との時間を増やせた
🏢 福祉施設チーム(Workspace使用)
課題:ケース記録の書式がバラバラで読みにくい
解決:Geminiが記録を標準フォーマットに自動整形
結果:残業30%削減、職員の負担軽減に成功
ポイント:AIは「完全自動化」ではなく「作業支援」として活用するのが現実的です。
❓ よくある質問
Q: 無料版のGeminiで十分?
A: 週1回程度の軽い利用なら無料版でも可能です。ただし、長文処理や画像分析には回数制限があります。本格的に使うなら有料版がおすすめ。
Q: 支払いは日本円?
A: 日本のGoogleアカウントなら円建てで決済できます。為替変動による金額変更もありません。
Q: 契約の縛りはある?
A: どちらも月単位での契約で、いつでも解約可能です。長期契約の縛りはありません。
Q: 個人事業主でもGoogle Workspaceは使える?
A: はい、独自ドメインがあれば1人からでも利用可能です。法人登記は不要。顧客情報を扱う個人事業主なら、データが学習に使われないWorkspace(月約900円〜)の方が、AI Pro(月約3,000円)よりセキュリティ面で安心でコスパも良好です。
⚠️ 開発者向け:API連携について(一般の方は飛ばしてOK)
💻 個人利用・一般的なビジネス利用の方はここをスキップしてください
自社のシステムやアプリケーションにAI機能を組み込みたい開発者向けの情報です。
API(エーピーアイ)とは?
Application Programming Interfaceの略で、ソフトウェア同士が連携するための「窓口」のようなものです。これを使うことで、自分の作ったアプリにGeminiの機能を組み込めます。
重要なポイント
- AI Pro/Workspaceとは別契約:どちらを契約していてもAPIは別途Google Cloud Platformでの設定が必要
- 従量課金制:使った分だけ料金が発生(月額固定ではない)
- 無料お試し枠:少量なら無料で試用可能
API利用が向いている方
✅ 自社サービスにチャットボットを埋め込みたい開発者
✅ 大量のPDFを一括要約する自動スクリプトを作りたい方
✅ カスタムアプリケーションでAI機能を使いたい方
API利用が不要な方
❌ GmailやGoogleドキュメントだけで完結する一般ユーザー
❌ ブログ記事をサクッと整えたいブロガー
❌ 既存のGoogleサービス内でAIを使えれば十分な方
設定方法:Google Cloud Platform(GCP)でアカウント作成 → Gemini APIを有効化 → APIキーを取得
詳細は Google Cloud Platform 公式サイトをご確認ください。
まとめ
選び方はシンプル:
✅ 個人利用:AI Pro(月約3,000円)→ 大容量ストレージ+自由度重視
✅ チーム利用:Workspace(月約900円〜/人)→ 共同作業+セキュリティ重視
✅ 機密情報扱い:Workspace一択 → データ学習利用なしで安心
どちらも無料トライアルがあるので、まずは試してみるのがおすすめです。実際に触ってみると、あなたの用途に合うかどうかがすぐに分かりますよ!
今日もご訪問いただきありがとうございました。
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