教育現場でのAI活用とリスク|大津商業高校で研修会実施しました

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教員向けAIリテラシー研修を実施しました

大津商業高等学校の先生方に向けて、AIリテラシー研修を実施させていただきました。

もともとは生徒さん向けの研修としてご相談をいただいていましたが、「まずは先生自身が理解しておきたい」というご判断のもと、今回の形となりました。
修了式を控えたご多忙な時期にもかかわらずご参加いただき、現場の関心の高さを感じました。

教育現場ではまだAI活用の情報が十分に行き渡っていない

一方で、実際にお話を伺う中で、まだまだ教育現場における生成AIの活用に関する情報が十分に行き渡っていないという印象も受けました。

「そもそも自分の職場でどうやって導入すればいいのか」
「何から始めればいいのか分からない」

こうした“入口の整理”が必要とされている段階だと感じています。

マイクロソフトとGoogleのツール環境は整っているものの、それがそのままAI活用にはつながっていない現状も見えてきました。

もちろんAI導入だけが、業務効率化ではありません。

働き方改革が進められてきた一方で、教員の長時間労働は今も大きな課題です。
令和5年度厚生労働省『公立学校教員勤務実態調査』では、多くの先生が週60時間以上に相当する働き方をしているとされています。
休憩時間は平均わずか7分。学校の外に仕事が持ち帰られている実態も明らかになっています。

授業以外の業務、特に事務的な仕事が先生方の時間を大きく占めているのも事実です。

AIはなぜ間違えるのか|ハルシネーションの理解

今回の研修では、AIの便利な使い方だけではなく、「なぜ誤った情報が出るのか」という仕組みの部分にも触れました。

いわゆるハルシネーションと呼ばれる現象は、AIが「それらしく答える仕組み」である以上、避けて通れないものです。

だからこそ大切なのは、「AIが正しいかどうか」を見極める人間側の視点です。

学年通信のデモで見えた“現場の可能性”

一方で、実際の活用の場面では、先生方の反応はとても印象的でした。

学年通信の下書きをAIで作成するデモや、GoogleAppscrptを活用した、保護者懇談会の日程調整自動化デモンストレーションでは
「これは使える」という空気が一気に広がり、日常業務に取り入れるためにはどうすればいいか、
という現実的な問いが生まれた瞬間でもありました。

便利さを実感する瞬間と、慎重に扱うべきポイント。
その両方を体感していただけた時間だったのではないかと思います。

AIは“思考の補助線”として使う

ここ数年で急速に普及した生成AIは、文章作成、整理、要約を得意とする技術です。つまり先生方が日常的に行っている言葉を紡ぐ仕事と非常に相性が良い技術です。
一方で、先生方の創造性や、生徒に寄り添う力を損なうような使い方には注意が必要です。

AIは答えを出してくれる存在ではなく、思考を整理するための補助線のようなものだと私は考えています。

曖昧だった考えが、少し見えるようになる。
選択肢が整理される。
でも、最終的に決めるのは自分自身です。

教育現場においても、この感覚はとても重要です。

「どう使うか」よりも「どう向き合うか」

AIをどう使うかという前に、「どう向き合うか」。
この土台がないまま活用だけが進むと、かえって思考を手放してしまう危うさもあります。

一方で、適切に距離を取りながら使うことで、業務の負担を軽減し、本来向き合うべきことにエネルギーを使うことも可能になります。
便利さとリスク、その両方を理解した上で使うこと。
それがこれからのAIリテラシーだと感じています。

AI導入・研修のご相談について

AI研修や導入のご相談も承っております。
「何から始めればいいのか分からない」
「現場で安全に使うためのルールを整理したい」

そうした段階からでもご一緒できます。

教育・福祉など現場に合わせた形でご提案いたします。
お気軽にお問い合わせください。


 



 


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