地域包括支援センターって何をしてくれるの?知って得する無料相談窓口 – 介護相談/高齢者支援/公的支援

こんにちは!今日は皆さんの近くにある「地域包括支援センター」についてお伝えしますね。

「親が最近物忘れが増えてきた…」「これから介護が始まるかもしれない・・・誰かに相談したいけど、どこに行けばいいの?」そんな悩みを抱えていませんか?実は、そんなときに頼りになる心強い味方が、あなたの住む地域にもあるんです!

解説モップくん
高齢者の総合相談窓口だから、「こんなこと相談していいの⁉」と思うことでも、気軽に相談してみましょう。
目次

地域包括支援センターってどんなところ?


引用:久留米市中央地域包括支援センター

地域包括支援センターは、高齢者の皆さんやそのご家族が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう支援する総合相談窓口です。
最大の魅力は、相談料が無料であること!しかも、専門家がチームで対応してくれるんですよ。
これ、知らないと本当にもったいない公的サービスなんです。

どこにあるの?見つけ方は?

地域包括支援センターは、だいたい最寄りの中学校区か小学校区に1か所くらいの割合で設置されています。つまり、あなたの家からそう遠くないところにあるはずです。
見つけ方は簡単!

・お住まいの市区町村の役所のホームページで探す
・直接、市区町村の介護保険課(高齢福祉課)に電話で問い合わせる
・「○○市 地域包括支援センター」でネット検索する
私の職域でも、市の広報やHP、掲示板などで地域包括支援センターの周知をされていましたが、市で調査したところ、認知度は5割ほどでした。まだまだ知らない方がたくさんいらっしゃるんです。

具体的に何をしてくれるの?

地域包括支援センターでは、主に以下のようなことを相談できますよ。


引用:南相馬市

1. 総合相談・支援

「最近親が家に引きこもりがちで心配…」「認知症かもしれない、どうしたらいい?」といった悩みを何でも相談できます。
親が「病院に行きたくない」と言って困っているときも、まずはここに相談してみるのもいいかもしれませんね。専門家が適切なアドバイスをしてくれますよ。

まかせてモップくん
職員さんには守秘義務があるから、安心して相談してね!

2. 介護予防ケアマネジメント

要支援1・2と認定された方の介護予防プランを作成してくれます。
「最近つまずきやすくなった」「体力が落ちてきた」という方には、介護予防教室や体操教室を紹介してくれることも。他にも、地域のふれあいサロンなどの茶話会的な居場所や、いきいき百歳体操、グランドゴルフの集まりなど、地元ならではの情報を駆使して、介護が必要な状態にならないための支援をしてくれます。

3. 権利擁護

「親が怪しい投資話に引っかかりそう…」「お金の管理ができなくなってきた」といった相談にも乗ってくれます。
悪質な訪問販売などから高齢者を守るためのアドバイスや、親が自分で契約ができなくなった、金銭管理ができなくなった時の様々な制度(日常生活自立支援事業や成年後見制度等)の紹介なども行ってくれます。

4. 包括的・継続的ケアマネジメント

医療機関や介護サービス事業者など、地域のさまざまな機関と連携して、高齢者を支えるネットワークを作ってくれます。地域の医療福祉専門職のみなさんが、顔が見える関係でつながっているので、認知症専門医はあの先生、リハビリに特化しているのはあの病院、などの情報も常にアップデートされています。
「病院から退院するけど、その後どうしたらいいの?」といった相談にも対応しています。

地域包括支援センターの強みは?


引用:SONOSAKI LIFE

地域包括支援センターには3職種の専門家がチームを組んで働いています。

保健師(または看護師) – 健康や医療面のサポート
社会福祉士 – 福祉制度や権利擁護のサポート
主任ケアマネジャー – 介護サービスのコーディネート

この3職種がチームを組んでいるからこそ、高齢者の複雑な問題に総合的に対応できるんですね。

どんなケースで相談したらいいの?実例を紹介

ケース1:一人暮らしの親が心配…

Q1.「遠く離れて暮らす80歳の母が、最近電話で『何も食べていない』と言うようになり心配です」

⇒ 地域包括支援センターでは、ご本人の様子を確認するための訪問や、配食サービスの紹介、見守りサービスの情報提供および調整などを行ってくれます。

ケース2:介護保険のこと、よくわからない…

Q2.「親が足腰が弱くなってきたけど、うちの親にも何か使える制度があるの?」

⇒ 介護保険の申請方法から、どんなサービスが利用できるかまで、丁寧に説明してくれます。必要に応じて申請のお手伝いもしてくれますよ。

ケース3:認知症の初期症状かも…

Q3.「父が同じことを何度も言うようになって、認知症かもしれないけど、病院に連れて行くほどではないかも…」

⇒ 認知症の初期症状について説明してくれたり、専門医の紹介、認知症カフェなどの地域資源を紹介してくれたりします。
また、介護認定や今後の方針を考えるにあたり、主治医選びは本当に大事です。地域包括支援センターの専門職はそのことを理解しているので、ドクターの上手な利用の仕方も聞いてみるといいと思います。具体的に助言してもらえる場合があります。

実際に利用するには?

利用方法はとっても簡単!

1.お住まいの地域の地域包括支援センターを探す
2.電話で相談したい内容を伝える
3.必要に応じて、センターに出向くか、自宅に訪問してもらう

予約が必要な場合もありますが、急な相談にも対応してくれることが多いです。「ちょっとした相談だから…」と遠慮する必要はありません。小さな悩みでも気軽に相談してみてくださいね。また、遠方で帰省するタイミングで実家に最寄りの地域包括支援センターに相談したい場合は、あらかじめアポイントを取り、時間を確保してもらえるよう依頼してみましょう。

まとめ:あなたの介護の不安、地域包括支援センターに相談してみませんか?

介護の問題は、一人で抱え込むと本当に大変です。でも、地域包括支援センターという強い味方がいれば、少し肩の荷が軽くなるかもしれません。
「親の介護が始まる前に知っておきたかった!」と言われることの多い地域包括支援センター。ぜひ、この機会に覚えておいてくださいね。
まずは、自分自身のためにも、親のためにも、地域のセンターがどこにあるか調べてみるところから始めてみませんか?
無料で専門家に相談できる、この頼れる窓口をぜひ活用しましょう!

 

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